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“病院とは違う「暮らしを支える」ということの大切さに気が付きました 池田 令子 看護師

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「とにかく皆と話すことが早期発見・早期治療!への近道」
そう言って、元気いっぱいに館内をとび回る池田の日々。

趣味の写真で、外出が難しいゲストにも
四季を感じてもらう。

私は24年間の病院勤務の後、オリックス・リビングに入社を決めました。きっかけとなったのは6年前。JR環状線の弁天町駅のホームに降り立った時に、“私たちは、おもてなしの心をもって入居者をゲストとお呼びします”というキャッチフレーズが目に飛び込んで来たんです。新規オープンするグッドタイム リビング 大阪ベイの広告看板でした。綺麗な看護師さんの横顔と並ぶこの言葉を見て、「これだ!」と。病院では時間に追われる余り、言葉遣いが乱れたり、医者や看護師主体で物事が決められていて、そこに疑問を感じていた頃でした。

今、私が勤務しているゲストハウスのフロントには、四季折々の花の写真が溢れんばかりに飾られています。実はこの写真は、私が趣味で撮り続けている作品。「外出が難しいゲストにも季節を感じて欲しい」という思いからでした。ゲストからは「ここでお花見させてもらったわ」とご好評をいただいています。ゲストハウスは生活の場なので、自分が続けてきた仕事以外のことでも役に立つのが嬉しいですね。


スタッフとは縦のつながりではなく、
横のつながりが大切。

入社して最初に驚いたのは、どこを見ても塵ひとつない館内の美しさ。また、病院時代の縦社会とは違い、どの部署のスタッフとも横一列な関係でいられることも新鮮でした。

先日、脳梗塞になられたゲストのケースでは、ケアアテンダントが「いつもと様子が違う」と看護師に報告したことで、早期発見に繋がりました。私たち看護師は、医療を必要としないゲストのお部屋にはあまり訪問する機会がありません。だから、出勤したらまず夜勤のスタッフに前夜のゲストの様子を事細かに聞きます。ちょっとした習慣の変化が病気の予兆だったり、どういう変化が大きな発見に繋がるのかは、後にならないとわからないものだからです。


病院とは違う、
「暮らしを支える」ということ。

病院では、酸素吸入が必要な患者さんがチューブを勝手に外してしまう場合、万一のことを考えて拘束していました。しかし、私たちのゲストハウスでは、酸素吸入を外して自由に動きたいというゲストがいたら、無理強いはしないのです。最初はそういうことに不安を感じていました。でも、病院は短期的な視点で、患者を良い状態にするために何ができるかを考える場所。一方でゲストハウスは、ゲストの暮らしてきたスタイルに寄り添うことを何より大切にします。それを感じ取った時に、「チューブを外す元気があるなら大丈夫! 眠られた後にこっそり付けに行こう」という気持ちになれたんです。その分、徹底した管理が必要になりますが、それは日々を細やかに見守るケアアテンダントがいるので安心しています。

これからは看取りの在り方について、スタッフ皆でしっかり話していきたい、と考えています。スタッフ同士の密なコミュニケーションがあるからこそ、ゲストハウスの穏やかな時間が守られているのですから。

看護師 池田のプロフィール


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